【嵐】ついでに。

感想書く前に内容の流れを思い出そうとしたまとめ。

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パート1の復習
AISHA広告の下を歩く鮎川映莉子
届くガンツ玉、ごみ箱へ
就寝、朝起きると衣服が違っている、ガンツ玉のメッセージ
「きのうはおつかれさまでした 1つめのかぎはうけとりました つぎはこのひとを」優等生・山本の映像
アナウンサーの声「5ヶ月前の博物館破壊は、今だ手がかりが解明されていません」
車内で資料をあさる重田、報告を打ち込む文字
5か月前
生存者の確認小林、山本、中村、鈴木、桜井、加藤ら、破壊行動との関連
地下鉄「死んじゃだめぇ!」囲む通行人、重田が去るところから玄野の写真へ
バイトの玄野くん 歩くんの世話をしてる多恵ちゃん 気配を察してミッションへ転送される玄野
鮎川、山本を線路へ 山本転送 玄野たちと会う
重田と黒服たちの会話「何がしたい」「黒いボール、部屋。普通じゃ行けない」「どうやって」「もうひとり、しらべてきて」
(おそらく小林を送った後の鮎川)地下駐車場で重田と会う
「あとひとつでもどれるよ」多恵ちゃんの映像
もうすぐ100点
ガンツ部屋。うろたえる中村。自己紹介。「生き返らせたい人間がいるんです」
玄野と多恵ちゃんの坂道の会話 遊園地 下の名前で呼んでください
加藤星人、玄野玄関に現れ黒いボールの所在を問う「今何人だ」「3人増えた」
加藤宅。加藤星人帰宅で多恵ちゃんが帰る
「加藤がいたんですよ!」「確かめないといけませんね」
黒服星人。地下鉄ミッション。最初は倉庫内後部車両にいるガンツメンバーから、黒服たちの集合、鮎川、重田の乗り合わせ
一般人の存在。「なにかおかしくないか?」鈴木が説明をしている最中に黒服たちが現れ、襲撃を開始する。逃げ惑う一般人。
2,3,4が最後尾。桜井、鈴木、高橋、坂野ら。5,6と新規メンバー。
新規メンバーが卒業生であったことが思い出される。
ホームに投げ出される玄野。途中で多恵ちゃんを見る。前方車両から復活。多恵ちゃんを後部別車両に逃がして黒服壱との戦い。
前方を切り離して去る。戻って3との戦い。「復讐だ…お前たちが先に仕掛けてきたんだ…」
手当される人々。ふらふらと立つ鮎川。加藤星人が銃殺し、ガンツ玉を持ちさる。
重田、黒服の元へ。「お前たちの目的は…」「復讐だ」加藤星人が、黒いボール、聖水的な何かを手に語る。
ガンツ部屋帰還。坂野のみ死亡し、高橋がわめく。
鮎川転送。「この女、私を殺したんですよ」という小林も記憶が戻ってないだけで卒業生であり、2年前渋谷で黒服星人を倒した戦いがあった話をする。
ガンツ玉の死亡者リストの加藤を見て、鮎川が私を殺した男だと発言。「復讐だ、って」「さっきの星人と同じっすよ!」100点を達成した鈴木が加藤を生き返らせる。
千手との消えかけた記憶。加藤の復活。やはり加藤に擬態した星人がいることを確信する。
玄野の点数で西くん復活。卒業生メンバーとの会話。
ガンツの違和感を問うメンバー。「電池切れ」と答える西。「その前に、星人を倒したいのかも」「もしかしたら残ってんのかもよ、ラスボスが」などの憶測が交わされる中、ガンツが終わったらどうなるのか、自分たちが消滅するのではないかという疑念と焦りに襲われる。最中、鳴り響くラジオ体操のテーマ。「今ミッション終わったばっかりすよ?!」緊急ミッション。多恵ちゃん。彼女を倒せば100点であり、それ以外のメンバーは点数を没収するという。
「好きなもの…くろのくんって…」の声に、彼女は星人ではない、殺さないでくれと主張する玄野。単純に星人か、ガンツ玉が主張した”4つめのカギ”も彼女であったことから卒業生か、などという中、4つめのカギである彼女が今ガンツ玉を持っている星人に殺されれば、星人がこの部屋に転送されてくる、そのことを危惧した故の緊急ミッションではないかという話にいたる。「そう思ってるだけで星人だったりして」という西や、「おばさんを生き返らせたい」とガンを向ける高橋の対峙。加藤は歩のところへ行く判断をし、「俺を一番に転送してくれ。…早くしろよ、…ガンツ!!!」激昂。
玄野が転送された先は自分の部屋であり、玄関先には地下鉄で別れた後の多恵がいた。加藤星人が迫ってくる姿に、おぶって逃げる玄野。
追う重田。「このままじゃ、地下鉄以上のことが起こるぞ!」
途中他ガンツメンバーに見つかり、ガンで囲まれるも桜井、鈴木が玄野側につく。桜井が足止めをするも、ためらいのない西や鮎川のガン発射に倒れる。
逃げる玄野。加藤星人が追いつき、鈴木に多恵を託して対峙。
メンバーから逃げる鈴木と多恵。彼女を打てば妻を生き返らせることができるという葛藤に震えながら、「玄野くんはあなたを守るために戦っている」と答え、彼女を打たないでいるためにも、追いついた他メンバーからの盾になる。もはや消極的であり、ガンを下ろしたはずの中村や小林も、鈴木に応じ発砲してしまう。「だって…!あっちが…!」倒れる、鈴木。
玄野と加藤星人の戦いには加藤が合流し、歩を殺したことについて問い詰めるも、「親父を殺したくせにそれを言うのか。お前たちと同じことをしただけだ。先に手を出したのはお前たちだ」と言い放つ星人。
ひとり逃げる多恵。西に発見される。
加藤が倒れる。玄野も重傷だったところへ、多恵が辿り着いてしまう。「う、そだろ…」ガンを放つ星人の前に立ち、直撃を受ける玄野。多恵を背後から狙おうとした西を動いた星人が一閃し、多恵をも切りつける。
これまでの戦闘と最後のXガンで瀕死に近い玄野と、足、腹、背中を切りつけられても尚玄野のもとへ辿りつこうとする多恵。お互いが絶え絶えに名前を呼び合い、「…計ちゃん、…死んじゃダメだよ…」「…多恵ちゃん、…もうかえろう…」言葉を交わし合いながらも、多恵が絶命する。震えながら、髪を何度も撫ぜつける玄野。その間に転送が始まる。
ガンツ部屋。床を叩き慟哭する玄野を見つめるメンバー。桜井と西以外は生き残っていた。ひとり、あの街中に倒れ残されている多恵の姿。加藤の姿をした星人に追いつき、重田が銃を向けると、星人は傍らの西の体を刺し、西へと姿を変える。驚愕しながらも、突入する機動隊。
「ずっと俺に戦えっていうのかよ…だから多恵ちゃんを殺したんだろ…?」
突如表面に「くちい」の文字を吐き出し、「この部屋にいる星人を殺せ」というガンツ。とっさに加藤を囲むが、言葉を発しかけた山本の背後には既に西の姿をした星人が転送されていた。「座標は突き止めた」そう言う星人の後ろには多くの星人がいる。「はじめ」の声にXガンの青、星人たちの赤い銃が交錯する。ただの激突音が響きわたる数十秒、数分間、倒れる人間たち。星人のかけた液体によって、爆発するガンツガンツ部屋。
瓦礫の中から立ち上がる加藤。その目の前では玄野が、何かをガンツと話していた。「分かったよガンツ」「…計ちゃん?」鈴木との会話。「たぶん、取り逃した奴もいる」「…良かった…」「…良かった?」「…まだ、点数をとらなくてはいけませんから」
現れる、西の姿の星人。倒れる鈴木。対峙する玄野や加藤に問う。「なぜ戦う?いつまで戦う?」立ち上がり現れる鮎川。「私は生きなくちゃいけないの。必要とされてる人間だもの。そうでしょう?!ガンツ…!」そう求めながらも星人に切り伏せられ、倒れる。打とうとする星人。対峙しガンを向ける玄野。
加藤は、立ちはだかった。ガンを持つ玄野の前に。「…もう、やめよう。やめよう計ちゃん…」それでも玄野はガンの引き金を引いた。
倒れる星人。玄野は、星人に向けて打っていた。
「…どうして、こうするしかないんだ…」
傷に伏せる玄野。鳴り響くベル。バグのような画面の中で、玄野の満点が表示される。「だいじょうぶだよ、…みんなここから、解放される…」「なに、…なにしたんだよ計ちゃん…!!」焦り叫ぶ加藤。まんてんメニュー。永遠に。バグバグバグ。「なんなんだよ!なんなんだよガンツ!計ちゃん、一緒に帰るんだよぉ!…待ってる、待ってるからな計ちゃ…!」消える加藤。
ありがとう くろのくん 崩れ落ちた部屋の真ん中でガンツに表示される文字。その前に身を置いたように倒れる玄野。まるで、多恵と対のような。
死亡者リストが映し出され、球の奥へ消えていく。最後に岸本がクローズアップされ、…静かに、岸本が目を覚ます朝へ繋がる。
鈴木、桜井の姿。高校生活の中の西。手元の携帯画面には鮎川の姿。
目を覚ます加藤。涙の跡。歩を抱きしめる姿。

ジェットコースターやメリーゴーラウンド。観覧車。穏やかな、冬の3時近くといった日差しの中を歩く多恵。ベンチに座り、スケッチブックの中を眺める。

「このチケット、誰にもらったんだっけ…」

白いページの片隅にふと見つける。
「ここに観覧車の絵をかいて」

見上げる観覧車。

「たえちゃん 好きです くろのけい」

「くろの、…けい…」

はためくページ。描かれた、誰かの横顔。


地下鉄城南線を降りて歩く。ホームはまばらだ。暗いけれど、静かだ。
吹きすさぶ。車両がカーブの奥へと消えていく。
涙が。出る。


きれいなマンションの一室には日が差している。
黒い、玉。
中からは人の息がする。
それは、きっと。
映される文字。

「みなさん どうか おしあわせに」

がたん!と音を立て、玉は、閉じた。